4月12日(木)。晴れ。
待ち合わせを少し遅らせ、10:00に梅田駅ホーム。京都方面のホームに既に彼女は並んでいた。電車に乗り込み、いざ河原町へ。昨日のキツかった雨はどこへやら。いい天気。
四条通の丹波屋で炊き込みご飯と赤飯を買い、八坂神社前のローソンでビールとおつまみを買って、神社の中へ。
平日なのに、よーさん人がおるわ(^^)。
神社の本殿に寄って、お賽銭(^^)。十五円(^^)。
今日の花見の成功を祈った。
本殿をあとにして円山公園内へ。 サクラ、満開(^^)。
枝垂桜(しだれざくら)もキレイ。

奥の方まで行き、ウロウロしながらいい場所を探し、ゴザを敷いて落ち着く。
買ってきたビールをぷしゅっと開けて、2人で乾杯!
まったりとした時間が流れる。。。少しうとうと。13時過ぎくらいになると、四条通の方でサイレンの音、空にはヘリが3機、バラバラと音を立てて飛んでる。
なにかおきたんとちゃう? 事件とか。。。
彼女が新品のスマホで検索。
でた。 四条通で軽乗用車が13人をひく大事故とのこと。
11人が重体やってー。
えー、なんかごっつい事故やん。
事故をよそに公園内では2人のまったりした時間が流れる。
寝そべったアングルから見上げるサクラ、いいなぁ。。。
また寝てしまった。。。
4時くらい、まだヘリが飛んでいる。
たこ焼きを買いに露店まで行くと、露店のおっちゃん、
「四条通、通行止めやで!さっき警察がスピーカーで言ってた。」
相当な惨事のようだ。
たこ焼きを2人でハフハフ(^^)。
しばらくして日も傾いてきたので、ゴザをしまって公園に出ることにした。
四条通。人がごった返してる。。。
横断歩道を渡ったあたりで何気に腕を組もうとしたが、避けられてしまった。
花見の時はいい感じだったのになぁ・・・。
事故現場の交差点までさしかかる。まだ警察や消防がたくさん。それからテレビ局なんかもたくさんやってきてて、ものものしい雰囲気だった。
鴨川を渡り、先斗町の通りに入って、「
鶏ん」というお店に入った。10人ほどしか入れないカウンターのみのこじんまりしてるけどいい感じ。
奥に30代後半と思われるカップルが1組、手前にポツンと1人70代と思われるオジサンが1人だけだった。我々はその間に入る形で並んで座った。
お金持ちそうな感じのオジサン、昼間から飲んでいたようで、既に出来上がってる感じ。席に座るなりいきなり話しかけてくる。。。表で起こったあの事故の話だ。
「アホの京大生がやったんとちゃうかー。」 ←京大生はアホじゃないと思います(^^)
「おいくつなんですかー?」と一番奥の男のひと。
「昭和9年! 数えで79!」
「へぇー。」
「ワシら、国民学校の時は、な~んもなくって、給食のときは、、、あのナベ、アルミのな。あのナベ。アルミのあのナベにひしゃくで味噌汁すくっとっとたんや。」
こんな話が延々とリピートされて、そのリピートぶりが面白かった(^^)。
(アルミ、ナベ ⇔ アルミ、ナベ、のリピートもおもろかった^^)
横で彼女、「ほら、繰り返すやろ?これ病院用語で輪廻(りんね)っていうねん。」と笑いながら。「しーーっ、聞こえるやん!」
今度は、「ご職業、何されてるんですかー。」とまた一番奥の人。
ところが、なんでもベラベラしゃべってたオジサンがはっきり言おうとしない。
「え?なんで?」
このギャップが面白くて、どうにか職業の話にもっていこうとする我々4人。しかし、のらりくらり。そこへ20代前半(?)のカワイイおねぇさん等が2人はいってきた。
オジサン、なんも考えずおかまいなしの関係なしに、2人に話しかける。すると、2,3言で、
「あ、わかった。」 と女の子。
「え!?」
女の子:「ほねつぎ、接骨院。」
「そーなんやー。」
・・・ていうか、若いコにはすぐしゃべるんや・・・このオヤジ(^^)
しばらくして今度はオジサン、次に歌を歌うスナックのようなとこ(オジサンいわく有名人とかもちょこちょこ来る所らしい)に行くと言い出した。我々は、もうここで、ということになったのだが、このオジサンのオファーを若い2人があっさりOK。店を一緒に出て行ってしまった!
「え?! あのコら、マジ!?」
4人とも驚いた(^^)
やがて、カップルも店をあとにし、私と彼女とマスターで少ししゃべった。
「いやー楽しかったですよ~。もしもあのオジサンと私等だけであのカップルがいなかったら、間がもちませんでしたよ~。ホント(^^)」
はじめは酔っぱらいオヤジに絡まれてどうなるかと思ったけど、日常では味わえない意外で楽しい時間になった。
ありがとう(^^)。
・・・マスターはカウンターだけでなくテーブル席も設けたいから店を改装する、って言ってたけど、このまんまのほうが雰囲気いいと思うんやけどなぁ・・・。
楽しい時間も過ぎ、河原町駅から阪急に乗って帰り路につく。
問題が一つある。
A:このまま彼女と一緒に電車に乗って行って、彼女の部屋まで一緒に行くか、
B:それとも今日はここでと言って途中で降りて帰るか。
勇気がなかった。
夕方、円山公園から戻る折、腕を組むのを断られたのが頭をよぎる。
それに・・・、ちょうど1か月前、荷物を送り返されたのだから、やっぱり彼女の家にいくまでは・・・。
・・・彼女はひそかに、望んでるかもしれない。いや、やはり家までは来てほしくないと思ってるかもしれない。どちらにせよ、今回はやめておこう。Bだ。
自分の最寄駅にさしかかったときに、「じゃ、これで。今日はありがとうね。」
手を振って電車を降りた。
・・・勇気がなかった。
仮にBを選択するにしても、というかどのみちBになるならダメ元で
「今日、おうちまで一緒に行っていい?」
と、ひとこと聞いてみるんだった。。。後悔。
駅からの道をひとりさみしく帰った。
最後はやっぱこうなるんだよなぁ・・・。
でも・・・、今日はホントによかった。楽しかった。 ありがとう。
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