やった!出産! ~(88)~

長崎空港からタクシーに乗り、病院へ。大村ボートの前あたりをさしかかったときに携帯が鳴る。誰だろう。なんと、ヨメだ!
「・・・まだぁ?・・・」
「今タクシーの中。もうすぐ着く。もうすぐやからな。頑張るんやぞ。」
「・・・うん・・・」
まだ生まれてない。
昨晩とはまるで違う、蚊の鳴くような弱弱しい声だ。相当な痛みに打ちひしがれている模様・・・。
数分して病院に到着。9時20分過ぎだっただろうか。部屋に駆け付けると、ベッド(分娩台兼用)でヘロヘロになって横になっているヨメ。そしてヨメのお母さん。「診察中なので」と言われ一旦お母さんとともに外に出された。
昨晩からお母さん、一晩中つきっきりだったという。だいぶ眠たそうでしんどそう。
「ほんとに賢いあかちゃん。あなたが来るのを待っててくれたようよ。」と。
診察が終わり、再度中に通してもらった。
「イタイ、イタイ、イタイタイタイタイタイ!」
大声で痛がるヨメ。
陣痛がおさまると、
「ムリムリムリ、痛すぎる・・・。」と少し冷静に。。。
「大丈夫大丈夫、絶対大丈夫!」と声をかけたが、焼け石に水って感じ。
ふたたびまた陣痛。イタイイタイの大合唱!助産師さんが、「ハイ!息をゆっくり吐いて! っフゥーーーッ、フゥーーーッ。」
ヨメ、「フーゥ、ふーーっ。」と声を出すも、あまりの痛さに息をちゃんと吐けていない。
陣痛がおさまってくると、
「ムリムリムリムリ、お母さんわたしムリ。」
腰を指圧したりした。けどやっぱし焼け石に水。でも本人には少しは効いているよう。。。
すぐにまた陣痛が来て、
「アー!イタイタイタイ!」

・・・この繰り返し。壮絶です。

10時過ぎくらい。また診察をするということで、部屋の外へ。お母さんと食堂で朝食を。
お母さん曰く。
「ホントに賢い子よ。予定日ピッタリよ!」
妊娠初期に診断された出産予定日は1月12日。まさに今日この日だった。
「それと、お医者さん、これだったら朝5時頃の出産かな、旦那さん、間に合わないかも、なんて言ってたんだけど、朝方になっても全然まだまだなので、『あ、これ旦那さんを、待ってるんだ。』って。本当に賢い赤ちゃんよ!」
それを聞いたヨメはまた「ムリムリムリムリ!」と連呼していたらしい。
「朝、電話かかってきたでしょ。それ、私がかけさせたのよ。」

なるほど。そういうことでしたか。


朝食を終え、ふたたび分娩室へ。そこへ妹さんもやってきた。中に入るとさっきの絶叫が。「イタイタイタイタイタイ・・・!」 → 「フゥーーー、フゥーーーっ」

再度診察でまた外に出される。

まだ時間がかかる様子なので、お母さんは家族待合室の椅子で少し横に。
それから1時間足らず。また診察ということでいったん外に出され、また中に入ると、いよいよ分娩台がセットされ産み落とす体勢になっていた。お母さん妹さんを呼びに。出産に立ち会うのは2人までということで、妹さんには外で待っていただいた。
絶叫がピークに。
助産師さん:「もう少し!赤ちゃんの頭が見えかけていますんでねー。」
ヨメさん:「もう無理!もうムリ!お母さんもうわたしムリ!」
お母さん:「だいじょうぶ、そんなもんなの。みんなそうなの。」
 こんな会話が何回か繰り返され、一時間強ののち・・・。
 絶叫とともに! 出た!そして同時に産声!
 血と黄色い油でまみれた赤子が取り上げられた!
ヨメ、傍らにいた自分の課をを手でぐしゃぐしゃにしながら泣く。
自分、グシャグシャにされながら、泣く。
涙が、一瞬で知らぬうちに出ていた!

よかった! よくやった!

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by factor-sangyou | 2013-01-17 20:15 | 子育て